第89回アカデミー賞で『アカデミー視覚効果賞』を受賞した映画『ジャングル・ブック』。今回は地上波での放送を記念してこれまでに公開されたメイキング映像をまとめた。
キャラクターにフォーカスした映像から始まりエフェクト、背景、撮影とそれぞれ違う分野にフォーカスした動画を幅広く紹介する。
CG制作の大部分はMPCが計2年間、総勢800人以上のスタッフを掛けて制作、そしてジャングルの王様である「キング・ルーイ」が登場するシーケンスはWeta Dgitalが手掛けた。制作費は約190億円。
また、興味がある方は歩きのサイクルなども見れる映画『ライオン・キング』関連の記事と、MPCのアーティスト達がこれまでに作り出してきた「アニメーション」と「キャラクター」について語る動画もおすすめだ。
■MPC ‘The Characters of The Jungle Book’ (約3分)
登場するキャラクターたちにフォーカス。
アニメーションスーパーバイザー二人が登場。今作での一番大きなクリエイティブ面でのチャレンジの一つが「喋る動物」をリアルに見せること、そしてそれをBelievableにするための正しいバランスを探すことだったと語っている。
キャラクタースーパーバイザーも登場し、制作に当たりまずそれぞれの動物のアナトミーを学び、骨を作成したあとに筋肉をつけたそこにスキンと毛を生やした・・と制作工程を語っている。
■The Jungle Book VFX | Weta Digital (約1分)
Weta Digitalからのブレイクダウン。ジャングルの王である「キング・ルーイ」が登場するシーケンスを担当。
■MPC The Jungle Book VFX breakdown (約4分)
ブルーバックを用いた撮影の様子からフェイシャルリグを操作している様子、キャラクターの骨や筋肉が揺れている様子、撮影時に使用されたパペット、背景アセットが順に置かれていく様子など幅広く分かる。
■MPC ‘Naturalistic Effects’ of The Jungle Book VFX breakdown (約2分)
森や滝、雨、川、泥、火などの自然のエフェクトにフォーカスしたブレイクダウン。
■MPC ‘The Environments of The Jungle Book’ (約2分)
背景にフォーカスしたブレイクダウン。Environment supervisorが登場し語る。
インドでの撮影からコンセプトアート、プリビズ、アセットライブラリ作成、レイアウト&アニメーション、ライティングまでの流れを簡単に説明。
■MPC working “On Set” for The Jungle Book (約2分)
VFXスーパーバイザーが登場。ロサンゼルスのセットで行われた撮影について語る。
プリビズを元に実写の俳優がどのように動くか、どれくらいの大きさのセットが必要かを計算し、俳優とコンタクトする部分に関してはCGのアセットに合うようにセットが作られたとのこと。
■Baloo – VFX Breakdown(約10秒)
以下は映画のクリップ。
■”Intro to Shere Khan” Clip – Disney’s The Jungle Book (約1分)
シア・カーンの登場シーン。
■”Bare Necessities” Clip – Disney’s The Jungle Book (約1分)
主人公がクマのバルーのお腹の上に乗って”Bare Necessities”を一緒に歌うシーン。