カナダ、バンクーバーで行われたCGの祭典、SIGGRAPH2018。 ピクサーの映画『Coco(リメンバー・ミー)』でDirecting Animatorを務めたGuilherme Jacinto氏によるセッション『Bringing Coco’s Skeletons to Life』が公開されたため紹介する。
プロジェクトの初期の頃にGuilherme氏自らが作ったアニメーションなど、ウォークサイクルやランサイクルを含む20以上ものアニメーションテストを見ることができる。
内容を簡単に紹介すると・・
・Appealingなスケルトンを作る前にリアルな骨の研究をした。「骨」というクリーピーな物をどうやったらをもっとAppealingにできるか?
・ボーンのシェイプのスタイライズ
・服を使ってパーソナリティを加える
・骨のどの部分がどのようにアニメートされるか、眉の部分がどう動くか、唇は必要化どうかという”Early facial expression test”
・”Early animation test”
・筋肉無しだと骨はどう動くか。
・テストアニメーションは「どれだけスタイライズされたアニメーションにするか」、「自分たちが求めるパフォーマンスを達成するために必要なコントローラーがどこに必要か」といったことを理解するための助けになった
・口の形にはルールを作った。
・肋骨の動きのシミュレーションをアニメーターがどう制御したか
・隙間だらけの骨に着せる服のシミュレーションをどう制御したか。
■SIGGRAPH Now: Bringing Coco’s Skeletons to Life (約12分)
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