先日投稿した「アニメーターがストーリーテラーとして忘れてはいけないこと。 DreamWorksのアニメーション・ヘッドによる10分の講演」の記事の中で紹介した動画で“Moments have to be specific” – 一瞬一瞬はSpecific(特有、具体的)でなければいけない」という言葉がで出てきた。

その記事でも書いたが、“Specific”とは「特有/具体的な」というような意味で、「Generic/一般的な」の反対と考えれば分かりやすいだろう

無味無臭な特徴のない動きではなく、そのキャラクターがどういうキャラクターなのかが分かるような動き/仕草のことで、キャラクターを特徴づける”Specific”なアニメーションを付ける能力は、海外で仕事をする上では特に求められているように思う。

 

今回はその”Specificな動き”が一体どういうものなのか、Walt Disney Animation Studios が映画『Big Hero 6 (ベイマックス)』の制作の際に作った「キャラクター スタディー」がとても分かりやすかったのでその動画を紹介する。

 

Exclusive: Big Hero 6 Character Studies

Exclusive: Big Hero 6 Character Studies from WIRED on Vimeo.

この動画の中では映画のメインキャラクター達が「扉を開ける、歩く、椅子に座る、座って何かをする」という共通の動作を行っているのだが、各キャラクターの動きにはそれぞれ特徴があり、そのキャラクターがどういったキャラクターなのか映画を見ていなくても分かるものになっている。

こういった1つ1つの動きの積み重ねがあるからこそ観客はキャラクターの考えに共感でき、そしてキャラクターに感情移入し、映画で感動させられるのでは無いだろうか。

 


個人制作で何か短いショットを作ろうとした場合、何も制限が無いせいで逆にアイディアを決めれないという人は多いのではないかと思う。

まずは私達が日常生活でごく普通に行う動作の中からまず1つ動きを選び、その動きの中でキャラクターの特徴/性格を観客に伝えるにはどうすれば良いか、そのキャラクターは何を考えているかという考え方をすると、色々なアニメーションのアイディアを思い付きやすいのではないだろうか。(例:飲み物を取って飲んだ後に机に置く、椅子から立ち上がって歩く、ソファーに座ってくつろぐ等)

またキャラクターの見た目とキャラクターの動きは関係してくるため、リグ選びも重要である。Norman Rigが海外で未だに使われているのはただ軽いからではなく、その見た目のカスタマイズのし易さからだとも言われている。

AnimSchoolのMalcolm Rigは個人的にとても気に入っている。見た目のバリエーションが初めから多く用意されていることに加え、特徴的なでかい鼻や長い顔に少し手を加えることで簡単にMalcolm感を無くすことが出来る。

現在オンラインで入手できる無料/有料リグのまとめも後日投稿予定。

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